神奈川県の産業廃棄物処理業者の探し方県と政令市の名簿

神奈川県で産業廃棄物の委託先を探して県の名簿を開いても、横浜市や川崎市の業者は載っていません。許可を出す自治体が、県のほかに横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市の4市に分かれているためです。県の名簿は令和7年9月30日、横浜市の名簿は令和8年9月1日の基準日で公開されています(2026年10月13日確認)。許可番号の1〜3桁目で自治体を見分ける方法と、種類・業の区分・有効期限の順に絞り込む手順をまとめました。

神奈川県では許可する自治体が5つに分かれる

産業廃棄物処理業の許可は、事業を行う区域を管轄する都道府県知事が出します(廃棄物処理法第14条第1項)。政令で定める市の区域では、その市の市長が許可を出します(同法第24条の2第1項。環境省の取扱要領が根拠として引用、2026年10月13日確認)。

神奈川県内の許可権者は次の5つです。

許可権者許可番号の1〜3桁目
神奈川県知事014
横浜市長056
川崎市長057
横須賀市長058
相模原市長098

3桁の数字は、環境省の許可番号等取扱要領(環循規発第2101291号)の別紙1にある都道府県市番号です(2026年10月13日確認)。許可番号は11桁で、4桁目が業の種類を示します。収集運搬業の積替を含まないものが0、積替を含むものが1、処分業の中間処分のみが2です。特別管理産業廃棄物は5〜9で、収集運搬の積替を含まないものが5になります。

見積書や許可証の写しにある番号が「056」で始まっていれば、許可を出したのは横浜市長です。県の名簿を何度探しても見つかりません。

県・横浜市・川崎市相模原市・横須賀市の名簿の違い

神奈川県の名簿は、令和7年9月30日時点で県知事の許可を受けている業者を載せ、県内4市の許可業者は各市に問い合わせるよう案内しています(県ホームページ、2026年10月13日確認)。名簿は更新日が2026年6月17日で、業の区分ごとに6つのExcelファイル(xls)です。並びはあいうえお順です。

自治体名簿の公開形式基準日・更新日
神奈川県Excel6ファイル。普通・特別管理を、収集運搬(積替保管なし/あり)と処分に分割基準日 令和7年9月30日
横浜市収集運搬・処分・特別管理の分類別Excel基準日 令和8年9月1日
川崎市索引と区分別のPDF令和8年6月1日現在、更新日 2026年10月1日

横浜市の名簿は横浜市長の許可業者が対象で、県知事許可の業者は対象外と明記されています(横浜市ホームページ、2026年10月13日確認)。川崎市のページは、川崎市長の許可を受けた業者を網羅した名簿と説明しています(川崎市ホームページ、2026年10月13日確認)。

相模原市(政令市)と横須賀市(中核市)の名簿は、それぞれの市の公式サイトにあります。ファイルを4自治体ぶん開く手間は、当サイトの神奈川県のページで省けます。県知事許可に加えて、横浜市・横須賀市・相模原市の名簿を取り込んでおり、同じ検索欄で絞り込めます。川崎市長許可分は、川崎市の名簿PDFで確認します。

家庭の粗大ごみは別の制度です。横浜市の手数料と申込方法は横浜市のページにまとめています。事業者向けの全体像は神奈川県の事業者向けページから入れます。

廃棄物の種類と業の区分で絞り込む手順

委託先は次の順で絞ります。

  1. 許可権者を決める: 排出場所と運搬先が、県と4市のどこにあたるかを書き出す
  2. 業の区分を決める: 収集運搬か処分か、積替保管を伴うか、特別管理産業廃棄物かを決める
  3. 廃棄物の種類を照らす: 名簿の取扱品目の欄に、委託する種類がすべて入っているか確認する
  4. 許可番号で控える: 候補の許可番号を許可番号チェッカーに入れ、許可自治体・業の種類・有効期限を見る

2の区分は、神奈川県のページの「業種」の選択肢(収集運搬・処分・特別管理・積替保管あり)で絞れます。「優良認定のみ」「有効な許可のみ」のチェックボックスと、業者名・市区町村の検索欄も同じ画面にあります。

3の種類は、県の名簿の取扱品目欄で数字の意味が決まっています。0は石綿含有産業廃棄物・水銀使用製品産業廃棄物・水銀含有ばいじん等を除くもの、1は石綿含有産業廃棄物を含むもの、2は水銀使用製品産業廃棄物を含むもの、3は水銀含有ばいじん等を含むもの、9は限定条件の確認が必要なものです(県ホームページ、2026年10月13日確認)。蛍光灯や水銀を含む製品を出すなら、2や3の記載を見ます。種類の区分は産業廃棄物の20種類|業種限定と見分け方で確認できます。

有効期限と優良認定を確認する

有効期間は、更新を受けないとその期間の経過で効力を失います(廃棄物処理法第14条第2項)。更新の申請があり、満了日までに処分がされないときは、従前の許可が処分のされるまで効力を持ちます(同条第3項)。

県の名簿は、更新手続き中の業者の許可期限欄に「更新中」と記載します(県ホームページ、2026年10月13日確認)。「更新中」の表示を見たら、更新後の許可証の写しをもらう約束を契約書に入れておくと、期限の管理が楽になります。

優良認定の業者は、県が別ページで一覧にしています(県ホームページ、2026年10月13日確認)。当サイトの県ページでは、名簿に認定の記載がある許可を「優良認定のみ」で絞れます。制度の中身は優良産廃処理業者認定制度で整理しています。

名簿の基準日より後に新規許可や事業範囲の変更、廃止、期限切れが起きることがあります。県は、最新の状況を資源循環推進課に確認するよう案内しています(県ホームページ、2026年10月13日確認)。

収集運搬は積込み地と荷下ろし地の許可を見る

収集運搬業の許可は、業を行う区域を管轄する都道府県知事から受けます。運搬のみを行う場合は、産業廃棄物の積卸しを行う区域が基準です(廃棄物処理法第14条第1項)。実務では、排出場所と運搬先の両方で許可が必要と理解して照合します。

神奈川県内の例を挙げます。

  • 厚木市の工場から相模原市内の処分施設へ運ぶ場合: 厚木市は県の管轄、相模原市は市長の管轄なので、県と相模原市の許可を確認する
  • 横浜市内の事業場から県外へ運ぶ場合: 荷下ろし先の都道府県の許可も写しで確認する

政令市の許可が別に要る場面と、許可証の欄の読み方は産業廃棄物の許可証の見方で整理しています。許可番号の桁の意味は許可番号11桁の読み方にあります。政令市を含む別の県の例は愛知県の産業廃棄物処理業者の探し方で扱っています。

よくある質問

神奈川県の名簿に載っていない業者は、許可がないのでしょうか。

県の名簿は県知事許可の業者が対象です。横浜市・川崎市・相模原市・横須賀市の許可業者は、各市の名簿に載っています。許可番号の1〜3桁目が056・057・058・098なら、該当する市の名簿で探してください。

神奈川県内の名簿は、どれが最新ですか。

自治体ごとに更新日と基準日が異なります。県は令和7年9月30日、横浜市は令和8年9月1日が基準日です(2026年10月13日確認)。契約の前には、許可証の写しの有効期限と許可番号を、許可を出した自治体の窓口で確認します。

まとめ

神奈川県の産業廃棄物処理業者は、県知事と横浜・川崎・相模原・横須賀の市長の5つの許可権者に分かれます。許可番号の1〜3桁目で自治体を見分け、業の区分、廃棄物の種類、有効期限の順に絞り込みます。収集運搬は、積込み地と荷下ろし地の両方の許可を照らします。

まず神奈川県のページで業種を選び、候補の許可番号を許可番号チェッカーで照合してください。

参考文献